●街へのシステムアプローチ 4●

●街へのシステムアプローチ 3●(id:Bonvoyage:20040807)のつづき。


<前回の超要約>
僕が思うに、構造の面からなされた街の定義は、どんなものでも全部間違いだ。構造を(直接的に)最適化しようとする都市計画も全部失敗作だ。構造最適化をめざしたブラジリア、チャンディガール、あるいはフラーのオールドマン・リバーズ・シティ計画は、都市というよりもむしろ巨大建築だった(そして、それらは非人間的なものとして、専門家らに失敗の烙印を押されている。その上、古くなった時に建て替えや全面改修ができないサイズの建築なんて、やっぱり失敗作だ――芸術的・歴史的意義は認めるにしても――)。
では、街とは一体何だろうか?