追記2:アンテナ役。


参照→http://www.zannenempire.com/diary.cgi?id=funiyoni&n=588


サッカー日本代表中田英寿も最近、「自分がいないほうが代表にとってはよいのではないか」というようなことを言っている。本文に書いたような、組織や業界のトップが去ることと、中田のような組織の一員が去るということでは、話が少し異なってくるだろうと私は思う。


中田(や、おそらく汁ヨニさん)のような場合は、組織のマネジメントの問題になってくるだろう。
「自分が離れたほうがいいかも」というような感性を持っている人は、本来は成長する組織にとって貴重なアンテナ役を担うはずだ。組織の成長のためには、その人を去らせてしまうのは本当はもったいないことだ。

その人が「自分が離れたほうがいいかも」と思った時点で耳を傾け、できるだけ早く組織の成長を促して、離れなくても離れたと同じ効果が得られるようなマネジメントをするのが好ましい。


なんてのは、上記のコンサルタントの方に教わったんですけどね。


社会システムを論じる時も、きっと同様の視点が必要になってくるんだろう。
特に一部のひきこもり・ニートの場合。何らかの組織に属すればアンテナ役として活躍してくれるはずの人がどこの組織にも属していないなんて、本当はもったいないことをしてるんだよ、という考え方もできる。
「中小企業の社長はこういうふうにひきこもりを登用すれば儲かる!」みたいなアナウンスがあったらいいのかもしれない。
そういう方向に「次の椅子」が用意されていくと、もっとハッピーな世の中になりそうな気がするんだよなあ。


(追記2:終)