2004-08-01から1ヶ月間の記事一覧

英語の文献

今お教えできるのは以下の2つくらいです。 ポール・ホーケン他著『自然資本の経済』(ISBN:4532148715)の原著『Natural Capitalism』(ISBN:0316353000) 『Urban Planning in Curitiba』 SCIENIFIC AMERICAN March 1996

オートポイエーシスとは?

オートポイエーシスは決して難しい概念ではなくて、わかっている人には「そんなの当たり前じゃん」っていうような話なんだけど、書くのはなかなかに難しい。わからない人に向けて書くのは、もっと難しい。僕にとって、かなりチャレンジングな取り組みだ。気…

街はオートポイエーシス・システムである。

僕の今のところの結論をいきなり言ってしまうと、「街はオートポイエーシス・システムである」ということになる。…とか言われてもわからないよね。 僕が言いたいのはこういうことだ。街は構造の面からでなく、作動の面から定義されなければならない。つまり…

●街へのシステムアプローチ 4●

●街へのシステムアプローチ 3●(id:Bonvoyage:20040807)のつづき。 <前回の超要約> 僕が思うに、構造の面からなされた街の定義は、どんなものでも全部間違いだ。構造を(直接的に)最適化しようとする都市計画も全部失敗作だ。構造最適化をめざしたブラ…

街とは一体何だろうか? 〜架空の読者とのダイアローグ

じゃあ、僕は君に尋ねよう。「街とは一体何だろうか?」 ん? 「街とは人の生活するところ」? うん。そうだ。そのとおりだ。でも、それだけではまだ足りないね。他にはない? 「街には建物がある」 そうだね。街には建物がある。建物には家とかアパートとか…

イントロダクション

本論に入る前に、服部圭郎著『人間都市クリチバ 環境・交通・福祉・土地利用を統合したまちづくり』(ISBN:4761523395)からの引用を2つほど読んでもらうことにする。 まずは「はじめに」より。 我が国では、都市計画に基づいてつくられた都市としてはブラ…

●街へのシステムアプローチ 3●

●街へのシステムアプローチ 1●(id:Bonvoyage:20040617) ●街へのシステムアプローチ 2●(id:Bonvoyage:20040618) のつづき。初めての人や忘れてしまった人はまず上記の記事をご覧あれ。 ★ 間が開いてしまったけど、クリチバを取り上げての都市システム論…

メルマガ配信開始決定。

ブログ更新をお知らせするメルマガを配信することにしました。今後も更新がちょっと途切れることがあるかもしれないし、そういうときに、せっかくご縁があった読者さんに忘れられてお別れしてしまうのもお互いに残念なことじゃないかな、と思うので。それか…

「Bon voyage!」の略称案募集中。

コメント欄なんかに他の人が僕の名前を書いてくれるとき、長いだろうと思って。

今や過激じゃないことが最も過激だったりするのかも。

重慶でのブーイング(id:Bonvoyage:20040802)の後日談。第一感としては、この問題について(特に極端な意見を)話してる人って、実際にスタジアムに行ってエキサイトしたことがないのかもしれないな、自分もちょっと羽目をはずしすぎただけで同じことやっち…

●「コミュニケーションできません」●

表題は村上龍の『希望の国のエクソダス』に出てくる名セリフで、僕はこの言い回しがちょっと好きだ。 ★ その人が言ったことを単に言い換えただけなのに、あなたの言ってることの意味がわからない、なんて突然言い出す人とは、僕は「コミュニケーションできま…

川口能活の眼

サッカーネタついでに日本代表ゴールキーパーの川口能活選手について気がついたことを書く。内田樹さんの身体運用論に通ずるところがあるから、せっかく(反応が大きいネタに)トラックバックしてるからこれも、と思って。 アジア杯の前、EURO2004の…

サッカーと政治・イデオロギー

さて、内田さんの文章と、そこに寄せられているコメントに目を通した上で、僕はこのように思う。 まず事実としては、今回の件について、中国は少なくとも試合の上ではアウェーではなく「対戦カードとは無関係の第三国(しかもホスト国)*1」だったということ…

●サッカーアジア杯●

内田樹さんとこのサッカーアジア杯の話題(http://blog.tatsuru.com/archives/000262.php)にコメントが殺到しているって、id:pavlushaさんのところで知った(id:pavlusha:20040802#p4)。おお、ほんとだ。 内田さんは前日(http://blog.tatsuru.com/archive…