●批判ではなくネゴシエートを。3●

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さて、昨日(id:Bonvoyage:20040602)のまとめと追記。


相手の振る舞いによって自分が不利益を受けていると考えている場合の交渉法として、手をわたしてしまうというのがある。
テンプレートとしては、こんな感じ。

「私はあなたの振る舞いによって不利益を被っています(または、傷ついています)。だからと言って、あなたには振る舞いを変える義務もないし、私にもあなたにそれを要求する権利もありませんが、もしあなたが振る舞い方を変えてくださるならば私としてはありがたく、うれしく思います。もしあなたが振る舞い方を変えてくださらないというのであれば、それはそれでかまいませんが、あなたがご自身の意図しない形で他人に不利益を与える(または、他人を傷つける)ことなど好まない、良心と知性を備えた人物だと考えていた私としては残念に思います。」

実際には、ケースに合わせて注意深く言葉を選ぶ必要がある。なぜならば、「俺との付き合いを続ける? それとも別れる? 俺は別にさよならしたっていいんだぜ」というニュアンスが含まれているからだ。これら2つの表現はすごく際どくて、簡単に入れ替わってしまう。
手を渡すのには、覚悟が要る。



昨日の最後には、個人がシステムと対峙したときの交渉について問題提起した。今日はそれについて書く。